MMORPGの衰退

MMORPGというジャンルがあります。インターネットが普及しだした2000年台前半頃にブームとなったジャンルですが、ここのところ衰退傾向にあるようです。

MMORPGとは・・・Massively Multiplayer Online Role-Playing Game(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム)のことですね。大規模な多人数参加型のオンラインRPGという意味になります。

一時は大流行の兆しを見せたMMORPGが何故下火になってしまったのでしょうか。その理由について考察してみます。


現代人は軽くプレイできるゲームを好む


MMORPGといえば長時間プレイをして少しづつキャラクターのレベルを上げていくという作りのものがほとんどです。ですがそういった時間をかけさせる仕組みが多くの人にすでに飽きられてしまっているのではないでしょうか。

それよりも会社や学校の昼休みといった短い時間でログインできるスマホゲーのほうが気軽さがあっていいですよね。今どきの人はせっかちですから、そういった軽く遊べるゲームに人気を大きく奪われてしまいました。

また単純な話として、同じゲームばかり遊んでいるとどうしても飽きてしまうものですよね。運営側は長期間ずっと遊ばせ続けるような設計のゲームを作りますが、プレイヤーからしたら数か月楽しんだら満足して次のゲームに移りたくなるものです。作り手の提供するものと遊び手の求めるものが噛み合っていないのが現状です。


オンライン上での他人との深すぎる関わり合いは・・・


MMORPGの魅力の一つとして、他のプレイヤーとチャットで会話をしてコミュニケーションをとれるというものがありました。MMORPGの黎明期のプレイヤーはおそらくワクワクした気持ちでコミュニケーションをとりながら冒険したことでしょう。

しかし、他人との過度な関わり合いはストレスの元にもなってしまいますよね。挨拶をしなければいけないとか、周りの人の遊ぶペースに合わせなくてはいけないとか。さまざまな場面で気を使ってしまうものです。

今では以前と違いtwitterのようなSNSが定着して、日常的に多くの人と関わり合いを持つ機会があります。仲の良い知り合いと簡単に連絡を取り合える環境が整っていますので、わざわざゲーム内でコミュニケーションをとる必要性が薄れているとも言えそうです。

ゲームをしているときくらい、一人でのんびりと遊びたいと考える人が増えてきているのではないでしょうか。ゲーム内で人間関係のトラブルなんて抱えたくないですものね。


終わりがないのは楽しくない


ちょっと理屈っぽい話になりますが、物語というのは終わりがあるからこそ楽しいものなのではないでしょうか。終わりがあるから故に、その終わりに至るまでの過程を楽しむことができる。途中のストーリーであったり、キャラクターの成長であったり。これはゲームだけでなく映画や小説、漫画などにおいても同様のことが言えるでしょう。

ところがMMORPGは次々と続きのストーリーが配信され、終わりがありません。ゴールがないとプレイヤーとしてはどこを目指していいのかわからないためモチベーションも上がりませんし、ゲームをプレイする目的自体を見失ってしまいます。やはりきちんとエンディングが用意されているゲームのほうがやりがいを感じられてよいですよね。